- とどく
- I
とどく【届く】※一※ (動カ五[四])〔「とづく」の転〕(1)送った物が目的地に達する。
「手紙が~・く」
(2)ある所まで達する。「手が軒先に~・く」
(3)世話や注意が十分に行き渡る。 行き届く。「注意が~・く」「扨々おぬしは~・かぬ人ぢや/狂言・人馬」
(4)気持ちが目指す相手に通じる。「思いが~・く」
〔「届ける」に対する自動詞〕※二※ (動カ下二)⇒ とどける︱慣用︱ 痒(カユ)い所に手が~・手が~・目が~IIとどく【渡独】ドイツへ渡ること。III「単身~する」
とどく【荼毒】〔「荼」は苦菜(ニガナ)の意〕(1)害毒また, 害毒を与えること。「社会を~するものだ/青年(鴎外)」
(2)いため苦しめること。 しいたげること。IV「百姓(ヒヤクセイ)~して四海逆浪をなす/太平記 35」
とどく【蠹毒】〔「蠹」はキクイムシやシミのこと〕(1)物事に害毒を与えること。 また, その害毒。「健全なる人心を~し/復活(魯庵)」
(2)害虫がむしばみそこなうこと。「されども腹中に~といへる虫有つて/浄瑠璃・出世景清」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.